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EVIDENCE

参考論文一覧

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このサイトの記事で紹介している研究を、一覧にしました。すべて、論文データベース(Crossref・PubMed)で、題名・著者・雑誌・DOIが実在することを確認して掲載しています。要点は、各論文の公開されている要旨(アブストラクト)にもとづいて、やさしく書き直したものです。全文は、DOIのリンクからご確認ください。

最終確認日:2026-10-08/掲載数:18本(記事の追加にあわせて、順次増やします)。

論文一覧

Hunter-gatherer energetics and human obesity

Pontzer H, Raichlen DA, Wood BM ほか. PLoS ONE 7(7):e40503, 2012. DOI: 10.1371/journal.pone.0040503

研究の種類:観察研究(二重標識水法)

わかったこと:タンザニアのハッザ族の1日の総消費エネルギーは、体を動かす量が多いにもかかわらず、体の大きさを調整すると欧米人と差がなかった。

この論文を使った記事:運動で増やした消費カロリーは、足し算にならない?ハッザ族と最新研究から

The evidence for constrained total energy expenditure in humans and other animals

Pontzer H, Trexler ET. Current Biology(2026年2月公開), 2026. DOI: 10.1016/j.cub.2026.01.025

研究の種類:研究データの比較・分析(レビュー的論文)

わかったこと:人の有酸素運動の介入では、総消費の増え方は、足し算で予想される変化の約30%にとどまった。筋トレでは補償が小さく、有酸素運動と食事制限の併用では補償が大きく見えた。

この論文を使った記事:運動で増やした消費カロリーは、足し算にならない?ハッザ族と最新研究から

Role of nonexercise activity thermogenesis in resistance to fat gain in humans

Levine JA, Eberhardt NL, Jensen MD. Science 283(5399):212-214, 1999. DOI: 10.1126/science.283.5399.212

研究の種類:介入研究(16人・8週間の過食実験)

わかったこと:非肥満の16人に8週間、必要量より1日1,000kcal多く食べてもらった。総消費の増加の3分の2はNEATで、NEATの変化が、脂肪の増え方の10倍の個人差を説明した。

この論文を使った記事:運動で増やした消費カロリーは、足し算にならない?ハッザ族と最新研究から

Interindividual variation in posture allocation: possible role in human obesity

Levine JA, Lanningham-Foster LM, McCrady SK ほか. Science 307(5709):584-586, 2005. DOI: 10.1126/science.1106561

研究の種類:観察研究(20人・10日間の姿勢測定)

わかったこと:やせ型10人と軽度肥満10人で比べ、肥満の人は平均で1日約2時間長く座っていた。やせ型と同じ行動をとれば、1日約350kcal多く消費しうると推定された。

この論文を使った記事:運動で増やした消費カロリーは、足し算にならない?ハッザ族と最新研究から

Non-exercise activity thermogenesis: the crouching tiger hidden dragon of societal weight gain

Levine JA, Vander Weg MW, Hill JO ほか. Arterioscler Thromb Vasc Biol 26(4):729-736, 2006. DOI: 10.1161/01.ATV.0000205848.83210.73

研究の種類:総説(レビュー)

わかったこと:NEATは、同じ体重の人でも活動量の違いにより、人によって1日最大約2,000kcal違いうる。肥満の人は、やせ型より座る時間が1日約2.5時間長い傾向があり、同じ動き方をすれば約350kcal/日多く消費しうる。

この論文を使った記事:運動で増やした消費カロリーは、足し算にならない?ハッザ族と最新研究から

Prolonged short sleep and its effect on body weight and composition

Zuraikat FM, Scaccia S, Cochran J ほか. Ann Intern Med 179(8):1085-1093, 2026. DOI: 10.7326/ANNALS-25-01660

研究の種類:2つのランダム化クロスオーバー試験のプール解析(95人・6週間)

わかったこと:心血管代謝リスクが高めで、普段7時間以上眠る成人95人が、6週間、毎晩1.5時間の睡眠制限を行った。睡眠は1晩約78分減り、体重は約0.45kg、ウエストは約0.5cm増え、レプチンが上昇し、座っている時間は1日約17分増えた。体組成の変化をみるには期間が短い可能性、個人差を調べる力が限られる、効果の大きさは控えめ、と研究者は述べている。

この論文を使った記事:停滞期はなぜ起こる?体が「抵抗」する仕組みと、止まったときの考え方

Long-term resistance training with all-cause and cause-specific mortality: assessing dose-response and joint associations with aerobic physical activity

Zhang ら. Br J Sports Med, 2026. DOI: 10.1136/bjsports-2025-110503

研究の種類:前向きコホート研究(米国の3つの追跡調査・14.7万人・最長30年)

わかったこと:有酸素運動の量をそろえて比べると、筋トレ週90〜119分の人は、しない人より全死亡が13%、心血管死が19%、神経疾患死が27%低かった。週120分を超えても上乗せはなかった。有酸素運動も筋トレも十分な人は、どちらも不十分な人より死亡リスクが約45%低かった(HR 0.55)。観察研究であり、因果関係を示すものではない。

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Domain-specific physical activity levels and risk of dementia: a systematic review and meta-analysis

Feter N, Iso-Markku P, Markarian ら. Lancet Public Health, 2026. DOI: 10.1016/S2468-2667(26)00142-8

研究の種類:システマティックレビュー・メタ分析(74研究・約423万人)

わかったこと:身体活動が多い人は、全原因の認知症のリスクが低く(RR 0.80)、アルツハイマー病(0.79)や血管性認知症(0.71)も低かった。ただし活動の種類で結果は異なり、余暇の活動(0.76)は低かった一方、仕事中の活動は高かった(1.20)。観察研究のまとめであり、研究ごとのばらつきも大きい。

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Effect of exercise intensity, duration and mode on post-exercise oxygen consumption

Børsheim E, Bahr R. Sports Med 33(14):1037-1060, 2003. DOI: 10.2165/00007256-200333140-00002

研究の種類:総説(レビュー)

わかったこと:運動後に酸素消費が高まる現象(EPOC)の大きさは、有酸素運動では運動の強度と時間に左右される。強度が低い、または時間が短い運動では、持続するEPOCはみられないという結果が一貫している。筋トレでは、強度の高い運動のほうが、EPOCが大きく長く続くが、強度や時間との関係は十分に定まっていない。

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Adaptive thermogenesis in humans

Rosenbaum M, Leibel RL. Int J Obes (Lond) 34 Suppl 1:S47-55, 2010. DOI: 10.1038/ijo.2010.184

研究の種類:レビュー(総説)

わかったこと:減量すると、代謝・行動・神経内分泌・自律神経の反応が組み合わさって、減った体重を元に戻そうとする(適応熱産生)。その多くはレプチンを介するとされる。

この論文を使った記事:停滞期はなぜ起こる?体が「抵抗」する仕組みと、止まったときの考え方

Physiological adaptations to weight loss and factors favouring weight regain

Greenway FL. Int J Obes (Lond) 39(8):1188-96, 2015. DOI: 10.1038/ijo.2015.59

研究の種類:レビュー(総説)

わかったこと:減量後の体の適応(食欲に関するホルモンやエネルギー代謝の変化)は、体重が戻る方向に働く。睡眠不足なども要因として検討されている。

この論文を使った記事:停滞期はなぜ起こる?体が「抵抗」する仕組みと、止まったときの考え方 / リバウンドしやすいのは意志の弱さ?脂肪細胞の「記憶」に関する研究

Resistance training as a key strategy for high-quality weight loss in men and women

Lahav Y, Yavetz R, Gepner Y. Front Endocrinol (Lausanne), 2025. DOI: 10.3389/fendo.2025.1725500

研究の種類:後ろ向きコホート研究(304人・平均約5か月)

わかったこと:約500kcal/日の食事制限中、運動なしでは除脂肪体重が減った(男性−2.8kg、女性−2.9kg)。筋力トレーニングを選んだ人だけ、除脂肪体重が増えた。

この論文を使った記事:停滞期はなぜ起こる?体が「抵抗」する仕組みと、止まったときの考え方

Adipose tissue retains an epigenetic memory of obesity after weight loss

Hinte L, Castellano-Castillo D, Ghosh A ほか. Nature(2024年11月18日オンライン公開), 2024. DOI: 10.1038/s41586-024-08165-7

研究の種類:基礎研究(ヒトとマウスの脂肪組織)

わかったこと:ヒトとマウスの脂肪組織は、減量後も細胞の遺伝子発現の変化を保っていた。マウスではエピゲノムの変化も残り、リバウンドが速かった。

この論文を使った記事:リバウンドしやすいのは意志の弱さ?脂肪細胞の「記憶」に関する研究

Is weight cycling clinically harmful?

Magkos F, Stefan N. Lancet Diabetes Endocrinol 14(7):594-607, 2026. DOI: 10.1016/s2213-8587(26)00037-9

研究の種類:Personal View(専門家の見解論文)

わかったこと:ヒトと動物の研究を批判的に検討し、現時点の証拠は、体重の増減の繰り返しそのものが、肥満のある人に臨床的な害を起こすという因果関係を支持しないと結論した。

この論文を使った記事:リバウンドしやすいのは意志の弱さ?脂肪細胞の「記憶」に関する研究

Daily energy expenditure through the human life course

Pontzer H, Yamada Y, Sagayama H ほか. Science 373:808-812, 2021. DOI: 10.1126/science.abe5017

研究の種類:大規模データの分析(二重標識水法)

わかったこと:生後8日から95歳までの総消費エネルギーのデータを分析。除脂肪量を調整した消費エネルギーは、20〜60歳の間、安定していた。

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A multilab preregistered replication of the ego-depletion effect

Hagger MS, Chatzisarantis NLD, Alberts H ほか. Perspect Psychol Sci 11:546-573, 2016. DOI: 10.1177/1745691616652873

研究の種類:多施設の事前登録追試(23研究室・計2,141人)

わかったこと:「意志力は使うと減る」という自我消耗の効果を、23の研究室が同じ手順で追試。効果は小さく、信頼区間がゼロをまたいでいた。

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Ultra-processed diets cause excess calorie intake and weight gain: an inpatient randomized controlled trial of ad libitum food intake

Hall KD, Ayuketah A, Brychta R ほか. Cell Metab 30:67-77, 2019. DOI: 10.1016/j.cmet.2019.05.008

研究の種類:ランダム化クロスオーバー試験(20人・入院・各2週間)

わかったこと:見た目のカロリーや栄養素をそろえても、超加工食品の食事では1日約508kcal多く食べ、体重は約0.9kg増えた(非加工食品では約0.9kg減)。小規模・短期間。

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Personalized nutrition by prediction of glycemic responses

Zeevi D, Korem T, Zmora N ほか. Cell 163:1079-1094, 2015. DOI: 10.1016/j.cell.2015.11.001

研究の種類:コホート研究(800人)+介入試験

わかったこと:800人の血糖値を1週間連続で測り、46,898食への反応を調べた。同じ食事でも反応の個人差が大きく、共通の食事ルールには限界があるかもしれないと示した。

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この一覧の方針

  • 題名・著者・雑誌・DOIを確認できた論文だけを載せます。
  • 研究の種類(動物実験、観察研究、レビューなど)と限界を、必ず書きます。
  • 誤りが見つかった場合は、訂正して、更新日を明記します。
  • 一般的な情報提供であり、個別の診断・治療の代わりにはなりません。

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